野に山に草花が一斉に芽吹き、長い間雪に閉ざされる大町に住む私たちにとっては、春の訪れは格別の喜びがあります。
この時期、北アルプスの山麓に住む私たちにとっては、雪解けとともに山腹に現れる雪形を見つけることにより、待望の春の訪れを感じると同時に、種まき爺さんに誘われて耕作の準備を始めてきました。
このように雪形はこの地域で住む私たちにとっては、生活に欠かせない一部であるとともに、移りゆく季節を感じることができるシンボルでもあります。
今年は、「塩の道を尋ねて」をテーマに、市民が一斉に春の到来を喜び・祝うとともに、郷土に対する愛着と誇りを共感する文化イベントとして開催いたします。
日 時 ・ 会 場
2022年6月4日(土) 13:30~15:30
大町市文化会館
入 場 料
無 料
イベント内容
雪形ステージ「塩の道を尋ねて」
■児童作品表彰式
絵画、詩、俳句、短歌の表彰式
■ステージ発表
早春賦を愛唱する市民の会
大町市民吹奏楽団
おはなしを読む会「風車」
大町ギターマンドリーノ
オカリーナポポロ
大町民話の里づくり「もんぺの会」
北アルプス第九を歌う会
北アルプス津軽三味線愛好会
ピアノ奏者 小林美恵
ピアノ奏者 齋藤留津
市民ボランティアの方々
特 別 企 画
【ロビー・展示室】
春をテーマとした子どもたちの応募作品の全てを展示するとともに、市民の方の俳句や絵
手紙の展示も行います。
【参加団体】
しある会、やまなみ会、あざみの会
連携イベント
雪形写真展
期間中、各施設で雪形写真のパネル展示などを行います。
「雪形(ゆきがた)」
山の黒い岩肌(いわはだ)と白い雪とによって形づくられる模様(もよう)のことで、かつては「雪絵(ゆきえ)」とか「残雪絵(ざんせつえ)」などと呼ばれていました。雪形には2種類あります。
ひとつは降りつもった雪や残雪によって描(えが)き出される「白い雪形」で、もうひとつは残雪の中に山肌(やまはだ)の色を浮(う)き立たせる「黒い雪形」です。
【期 間】 4月27日(水)~5月10日(火)
【内 容】 雪形写真のパネル展示
【会 場】 以下ホテルの各ロビーにて展示
雪形ウォッチング
【開催日】 5月15日(日)、5月29日(日)
【行 程】 6:45大町市役所―大町市大町―白馬村―大町市美麻―安曇野市豊科(安曇野スイス村)―池田町(北アルプス展望美術館)―大町市大町(ギャラリー・いーずら)―13:00大町市役所
お問合せ
北アルプス雪形まつり実行員会事務局(大町市教育委員会内)
TEL 0261-22-0420(内線 621)
主 催
北アルプス雪形まつり実行委員会
共 催
大町市
大町市教育委員会
大町市芸術文化協会
大町市観光協会
大町商工会議所
後 援
大糸タイムス社
大町市有線放送電話農業協同組合
信濃大町みずのわプロジェクト
雪形について
2007年発行 大町山岳博物館「雪形」より